テュービンゲン
Tübingen
大学街の美しい旧市街
ドイツ、バーデン・ビュルテンベルク州(Baden-Wurttemberg)の州都シュトゥットガルト(Stuttgart)から電車で1時間弱、南へ下った所に大学の街テュービンゲン(Tübingen)があります。
旧市街は駅から離れているため、少し歩きます。
ネッカー川に架かる橋を渡ると左手に、中世の面影を残す美しい街並みが見えてきます。
旧市街は、丘の上のお城まで続いています。
道の両側に軒を連ねるお店を冷やかしながら、坂を登ると見えてくるのはStiftskirche、教会です。
教会のすぐそばには、ヘルマン・ヘッセが働いていた書店跡も残っています。
教会通りをさらにマルクトプラッツ(Marktplatz)へと進んでいくと、これまた見応えのある市庁舎が現れます。
記念写真に最適です。
周辺には、カフェもいくつかあるので、街並みと行き交う人々を眺めながら、コーヒータイムもおすすめ。
ここから、さらに坂を上り、ホーエン・テュービンゲン城(Schlosses Hohentübingen)を目指します。
1078年創建、1606年に現在の姿となったお城の高台からは、ネッカー川や田園風景が一望できます。
城内は古代史博物館となっており、近辺から出土した氷河期の芸術品などが展示されています。
マンモスの牙で作られた小さな動物のフィギュアは、40000年前のもの。必見です。
街やお城を楽しんだ後は、ネッカー川の中洲で自然を感じながら散歩をするのもおすすめです。
大きな並木の下では、思い思いに過ごす人々の姿が見られます。
2018年頃には、カワセミも見れました。
5月から9月のシーズンであれば、旧市街の川辺から、Stocherkahnという船に乗れます。
中洲からは乗れないので注意です。
船は相乗り、船頭さんの小咄に笑うことができます。もちろんドイツ語、しかも方言も混ざります。
会話が分からなくても、雰囲気と眺めだけでも充分楽しめます。
船着場の近くには詩人ヘルダーリンが晩年を過ごした塔があり、そこも小さな博物館になっています。
大学自体は旧市街から離れた所に位置していますが、街全体の空気の中に文化の香りが漂っています。
1477年創立のテュービンゲン大学は、その500年の歴史の中で『ケプラーの法則』で知られる天文学者のヨハネス・ケプラーをはじめ、哲学者のヘーゲル、詩人のヘルダーリンなど多くの有名人を輩出しています。
そんな素敵な街テュービンゲンには、雰囲気のある小道も多いので、気分にまかせてブラブラ歩くだけでも楽しめます。
まだまだ、見どころはあるのですが、この辺でおしまいです。
南ドイツ観光イチ押しの街、テュービンゲンの紹介でした。
▼▼▼ 観光局などのページ ▼▼▼
★州観光局 日本語サイト https://www.southwest-germany.jp/tuebingen
★テュービンゲン観光案内 ドイツ語サイト https://www.tuebingen-info.de/
★お城の古代史博物館 ドイツ語サイト https://www.unimuseum.uni-tuebingen.de/de/schloss-hohentuebingen.html
★ヘルマン・ヘッセの書店 Hesse-Kabinett https://www.tuebingen.de/hesse
★ヘルダーリンの塔 https://hoelderlinturm.de/