駅が遠い
ヨーロッパで思ったこと。
駅が市街地から離れている。
全ての街がそうという訳ではないのですが、結構な頻度で出会います。
駅を降りても何もない。
日本のように、駅から降りてすぐにショッピングとはなりません。
大抵、駅前にあるのはトラム(路面電車 / 市電)やバスの乗り場です。
小さな駅だと、それすらも無かったりします。
たとえば、スイスのバーゼル。
ここはスイスで3番目に大きな街です。
★スイス政府観光局のページ
SBB(Schweizerische Bundesbahnen / スイス国鉄)の駅舎を街の中心部方面へと出ると、目の前にはトラムの乗り場がデーンと広がっています。
その周りには、ホテルやレストラン、ファストフードにスーパーなどがあります。
何処へ行くかで、乗る線が変わりますが、方向を間違えるとアウトです。
乗車券は一方通行なので、戻ることは出来ないので注意です。
★トラムの路面図
途中まで同じラインを走るトラムもあるので、早く来るトラムを見つけて乗り込みます。
乗るときは、自分で扉を開けます。電車もバスも同じです。大抵はボタンを押すだけですが。
先にチケットを買うのを忘れずに。車掌さんは常駐ではないですが、結構頻繁にチェックにきます。途中から乗ってきて、途中で降りて行きます。
チケットがないと、もちろん罰金を取られます。バスも電車も同じです。
話がそれますが、駅には改札がありません。
出入りも乗り降りも自由。無賃乗車できちゃいます。
でも、殆どの人がやりません。
罰金うんぬんもあるけれど、モラルの問題でしょうか。
そして、改札はないけれど、切符にハンコを押す機械はあります。
これはトラムも同じです。
買った切符の種類によってはハンコを押さないと、車掌さんに捕まります。回数券とか。
押し忘れた時は、ボールペンで日時を手書きします。
ボールペンがない時は、周りの人に借りたり。。。
そんなこんなで、揺られること数分。ビジネス街を通り抜け、お店がある中心地に到着です。
駅前とは違う風景です。服屋に雑貨屋、本屋にお菓子屋。道沿いに様々なお店が並び、広場では市が立っていて、石畳の道を歩く足取りも自然と軽くなります。
バーゼルは比較的大きな街なので、駅から街の中心まで距離があります。
歩くこともできますが、ちょっと疲れます。
街自体も大きいので、次の目的地へ行く時、またトラムを使うことも。
トラムは網の目のように街中を走っています。
1日乗車券があると便利です。
ということで、ヨーロッパへ行って、駅を出た時。
寂れてるなあと思っても、実は違うことがある、というお話でした。